お年寄りのうつ病


お年寄りのうつ病について

最近では、うつ病に対する社会的な認知度がとても高くなりましたが、
認知度が高くなり、うつ病に関する情報も多くなっていく中で、
自分がうつ病だということを見落としている方も多くいらっしゃいます。
特に、お年寄りの方には、自分がうつ病であることを認識されていない方が多くいるようです。

確かに、うつ病の症状自体は個人差があるので、症状が重い方も軽い方もいますが、
お年寄りの場合は心や体の不調を年齢のせいだと思い込みがちなのです。
お年寄りの方の約15%はうつ病の症状を訴えているのに対し、
その中の5%の方しか、うつ病だとはっきりと診断されていないのです。

やはり、年齢を重ねているので、身近な友人が亡くなったり、
定年退職や子供も自立して自分の手から完全に離れたことにより、
社会から孤立してしまったような感覚に陥り、
知らぬうちにストレスを感じていることが多くあります。
 お年寄りの場合も、他の年代でも見られるような疲れやすさや食欲低下など、
うつ病でよく見る症状と同じ症状を訴えます。

しかし、お年寄りの場合、周囲の人から見ていると、年齢からくる体調の悪さや
集中力の低下などは認知症と判断されてしまうことがあるのです。
もちろん、お年寄りの場合でも早期にうつ病を発見し、治療を行えば治癒することは可能です。
でも、うつ病だと気が付かずに放置してしまうと、
自殺に至るケースがお年寄りは他の年代に比べると非常に高くなっているのです。
お年寄りの方で自殺された方を調べた結果、70~80%の方がうつ病を
患っていたという結果も出ているくらいなので、注意が必要でしょう。